大阪５つ星！帝国ホテルの産後ケア体験記(食事・滞在レポ・料金など)

最近SNSで話題の「産後ケアホテル」

東京を中心に少しずつ認知され始め、産後のママやパパの利用が増えています。

今回、昨年の12月にオープンして間もない帝国ホテル内にある「Mamma Levata大阪（ママレヴァータ）」に家族で宿泊しました。

システム内容や滞在の様子、料金、宿泊した感想をまとめたのでご興味ある方の参考になれば幸いです。

産後ケアってなに？

産後ケアとは、出産して間もないママは1ヶ月ほど安静にし、心身ともに回復につとめるためのケアサービスのこと。

フィンランドや韓国をはじめ、「坐月子（ズオ　ユエズ）」という休養期間の文化がある台湾が産後ケア先進国です。

中華圏では、産後1ヶ月くらいは「冷たいものを食べない・飲まない」「外出しない」「洗髪をしない」「薬膳スープを飲む」などの習慣を守って生活をする女性が多くいるほど。

出産してすぐのママの身体は大きな交通事故と同じていどのダメージを受けているとも言われています。

近年は海外の産後ケア文化が日本にも入ってきており、行政主導のサービスから民間企業によるものまで少しずつ浸透してきています。

産後ケア宿泊サービス「ママレヴァータ大阪」

今回わたしたち家族が宿泊をしたのは、大阪の５つ星”帝国ホテル”内にある産後ケア宿泊サービス「ママレヴァータ大阪」

東京に次ぐ国内2店舗目の施設として昨年12月にオープンしたばかり。

宿泊に際してネットで宿泊レポートやブログ記事を探していましたが、新しい施設だからなのか見当たらず…。

予約後、担当者の方に連絡をし当ブログでの掲載許可をいただきました。

「ママレヴァータ大阪」は〝産後ママに休息を、赤ちゃんに健やかな第一歩を〟コンセプトに、産後のママの心身のバランスを整えるためのあらゆるケアサポートを、宿泊型サービスとして提供しています。

産後6ヶ月未満であれば何回でも利用可能の民間企業によるサービスです。

「ママレヴァータ大阪」のここが魅力！

いろいろ産後ケア施設を調べる中で、ママレヴァータ大阪のここが魅力だな！と思うポイントを独断と偏見でピックアップしてみました。

家族同室で利用できる

施設によってはママと赤ちゃんしか宿泊できないところがあります。

わたしはせっかくなので普段、夜勤ワンオペをがんばってくれている夫も一緒に休息をとりたかった！

ということで家族同室で宿泊できるママレヴァータ大阪に決めました。

全室ツインベッドなので夫婦それぞれがしっかりと休むことができますし、初めての家族旅行の選択肢としてもすごく良いと思ったのも決め手。

※大人1名と未就学児1名、または未就学児2名まで無料で宿泊可能

産後ケアスタッフによる24時間サポート

助産師さん、看護師さんなどのプロチームが24時間体制で赤ちゃんを預かってくれます。

また、ただ預かってくれるだけではなく、授乳や沐浴指導など育児に必要な知識の相談やアドバイスまで親身になってしてくださるのも安心。

出産後、実親や義理親に預けることが不安な方やストレスに感じる方にはおすすめです。

少人数制の予約枠だからこそ、きめ細やかなサービスが行き届くのも魅力ですね。

ベビールームの前にはモニターもあるので、いつでもわが子の様子をチェックできる仕組み。

公式HPより

栄養バランスのとれたホテルシェフによる食事

公式HPより

食事つきプランで予約をすれば、1日4食(軽食含む)をお部屋に持ってきてくれます。

帝国ホテル大阪のシェフが作るお料理を部屋食でいただけるのは贅沢の極み。

あとは無料・有料の多様なオプションサービスがあったりと、ホテルでおこもりステイをするのに文句なしの充実したサービスが整っていました。

宿泊記：1日目の様子

それではさっそくホテルに到着をした日からの様子を時系列でおっていきましょう。

チェックインは13時

待ち合わせ場所は帝国ホテル2階のロビー。

到着次第、ママレヴァータ大阪の代表電話に連絡をするとスタッフの方が迎えにきてくれます。

そのまますぐお部屋まで。

お部屋で身体チェック＆お預け

ホテル内9階部分に産後ケア専用のエリアが設けられており、プライベートもしっかりと守られている印象でした。

今回予約をしたのはベルガモットという2番目に大きい部屋タイプ。

リバービューをご用意していただき、景観やお部屋の佇まいがさすが５つ星ホテル。

さっそく担当の助産師さんがご挨拶にきてくださり、娘の身体チェックをしました。

傷や湿疹、そのた気になるところなどあれば事前に共有しておきます。

このチェックが終わるとそのまま娘を預かっていただき、わたしたち夫婦はホテル内のカフェでランチへ。

ホテル内のカフェにてランチ特典

食事つきプランの場合、基本的にはすべてお部屋食ですが到着日のランチのみカフェ利用というシステム。

帝国ホテルのカフェ・クベールにてランチ特典分のお料理をいただきます。

この日わたしたちがいただいたランチはパスタセット。

甲殻類が苦手な夫用にはミートスパゲッティを用意していただきました。

産後に娘を預けて夫婦で食事をする機会はなかったので、すごく新鮮。

部屋に戻って書類関係の確認

ランチ後、部屋に戻ったら助産師さんに来ていただき書類関係の確認をします。

主に赤ちゃんに関する内容を記載したり、親の体調チェックや個人情報、施設利用についてのお話など。

沐浴の有無やミルクの分量、時間帯のタイムサイクルといったお世話に必要な内容をシェアする時間。

お天気にも恵まれたので、ビューが最高でした。

夫は気が抜けたのか速攻お昼寝。

わたしは事前にお願いしていた無料オプションの足湯でリラックス。

15:00 軽食

ランチ後なのであまりお腹に余裕はなかったのですが、15時に軽食が届きました。

見たら食べたくなるよねえ。

弾力あって濃厚なプリンは絶品！

客室内にあるコーヒーと一緒にいただきました。

18:00 夕食は夫婦でゆっくりお部屋にて

そうこうしている間に夕食の時間。

初日の夕食はステーキ。

お肉がとても柔らかく、ホワイトスープもおいしかった。

けっこうなボリュームがあるので、滞在中は満腹食べてお昼寝しての繰り返しだった気がする(笑)

食後はベビールームまで娘を迎えに行き、家族時間を過ごしました。

夜は夫婦でしっぽり晩酌をしたりして。

とりあえずのお疲れさま会🍻
なんだけどわりと2人とも寝不足やからもう寝る！ pic.twitter.com/g8LCYTTVa6

— スーちゃん🌱 (@sifei0926) February 8, 2025

翌朝まで娘はお願いして久しぶりにアラームを合わせず熟睡しました。

＞＞mamma levata大阪の部屋タイプと料金プランを見る

宿泊記：２日目の様子

さて、続いて2日目の様子です。

7:00 朝食も優雅にお部屋で

朝7時にお部屋まで朝食をもってきていただきます。

帝国ホテルの朝食のオムレツがめちゃくちゃおいしい…。

ふわっふわでした。

朝食後は娘を迎えに行き、しばらく家族でゆっくりします。

ミルクも助産師さんにお願いしたらつくってくれるので至り尽くせり。

せっかくなので日光浴もしてみました。

夫が面倒をみてくれている間、わたしはパソコンで執筆をしたり各々好きに過ごします。

ベッドで3人横になってスキンシップの時間もとりながらゆっくりしました。

朝起きて☀️娘迎えに行って家族時間💕
って言うても相変わらずの爆睡😇！

今回の産後ケアホテル滞在での決意、、、

「産後2ヶ月を目安にフリーランスで仕事復帰する🔥」旅費と娯楽費を稼ぎたい。

朝4時とかに起きて、仕事探したりポートフォリオ整理したりしてた。 pic.twitter.com/fdWXEVZoZv

— スーちゃん🌱 (@sifei0926) February 8, 2025

12:00 お部屋でランチ

12時になるとお部屋にランチが届きました。

帝国ホテルといえばのカレー！感動。

お肉もホロホロで、こだわりのカレーは噂通り！

2人であっさり間食しました。

午後は近くまでお散歩＆ホテル内ラウンジで一息

正直1日目は部屋で昼寝したりゆっくりするので精いっぱい。

気が付かないうちに夫婦ともども疲労困憊だったのかもしれません。

2日目にしてようやく外出意欲がわいてきました。

お買い物を済ませてホテルに戻ってきました。

予約ができないので並ぶしかなかったホテル内ラウンジ「ザ・パーク」

日曜日でも20分ほどの待ち時間で案内していただきよかったです。

バイオリンの生演奏を聴きながらコーヒーとケーキを。

このいちごのショートケーキ、甘さ控えめでおいしかった。

夕食まで家族でまったりと

外出から戻り後、娘を迎えに行って部屋でまったりと。

2日目の軽食は外出中だったのでお部屋入れをお願いしておきました。

杏仁豆腐だった！

ベッドにちょこんっと寝そべる娘。

18:00 滞在中さいごの夕食

2日間の滞在があっというまに終わりを迎えようとしています。

最後の夕食は「なだ万」さんの和定食。

滞在中はいろいろいただきましたが、ダントツでこの和定食がおいしかった。

これは夫婦で満場一致でした。

体力回復のためにしっかりとご飯をいただき、この日も早めに就寝。

宿泊記 3日目：最後まで至れり尽くせり

チェックアウト最終日３日目。

7:00 朝食

最終日の朝食はフレンチトースト。

中がとろとろで、甘いフレンチトーストと塩気のあるソーセージの相性が抜群。

8:30 身体チェック＆荷物受け渡し

チェックアウト前に身体チェック。

傷や新たな湿疹がないかを一緒に見てサインをします。

その後は施設側から粋なサプライズが！

あずかってくださっている間にいろいろと色紙の準備をしていらしたようで、これは感動しました。

滞在中に使用していたおむつとおしりふきもいただけます。

チェックアウト時間は１０時なので、時間になったらスタッフの方がロビーまでお見送りしてくださいました。

＞＞mamma levata大阪の部屋タイプと料金プランを見る

ベルガモット客室の備品・料金など

帝国ホテル内にある産後ケアサービスMamma Levata大阪（ママレヴァータ）が提供しているお部屋は3種類。

以下、わたしたちが宿泊したベルガモットの客室内の様子です。

客室の備品

余裕のあるツインベッドで、デスクや客間もあります。

デスクは広々としたスペースなので、ノートパソコン持参でお仕事も可能。

実際にこの記事も80%ぐらいまでは滞在中に書いています。

ソファーには授乳クッションも。

コーヒー紅茶、お水は滞在中飲み放題。

有料でお酒類もありました。

この時期はとくに嬉しいクローゼットも！長期滞在者向けのクリーニングサービスもあるようです。

洗面台には人数分のアメニティやタオルがあります。

歯ブラシやくしなど必要なものはだいたいある感じでしょうか。

シャンプー類はPOLAでした。

バス＆トイレは海外のホテル風。

夫とも話していたのですが、シャワーヘッドの水圧が絶妙でとても気持ちよかったです。

料金・滞在中かかったお金

気になるお値段は…

※2025/2現在

部屋タイプ、食事の有無によって料金が異なります。

わたし1人＋夫＆娘(無料宿泊)の3人で宿泊をしたので、この料金表にならうとかかった費用は以下。

▼ベルガモットタイプ
・宿泊料金：79,800円×２泊＝159,600円
・夫分の食事：11,000円×2泊＝22,200円
・カフェ代(ザ・パーク)＝3,500円
・お土産代＝約7,000円

2泊でこのお値段なので、産後ケア施設界隈ではかなりラグジュアリーな部類だと思います。

そりゃ帝国ホテルのお料理が出てきたり客室に泊まり、24時間で娘を見てもらえるので打倒な金額かなと。

1つの参考例になると幸いです。

＞＞mamma levata大阪の部屋タイプと料金プランを見る

施設で用意してくれている備品・持参したもの

室内設備

• デュベ（羽毛掛け布団）
• テレビ
• 衛星放送
• Wi-Fiネットワーク（無料）
• ミニバー
• 冷蔵庫
• 湯沸しポット
• 体重計
• ドライヤー
• セーフティボックス
• バスタブ
• シャワー
• 電話
• 手動の搾乳器（貸出）
• 乳頭保護器（貸出）
• 授乳クッション
• 円座
• ベッドガード（貸出）

アメニティ

• バスタオル、ハンドタオル、フェイスタオル
• シャワーキャップ
• シャンプー
• コンディショナー
• ボディソープ
• フェミケア用ソープ
• ハンド・フェイスソープ
• ハミガキセット
• 石鹸、髭剃りセット
• 綿棒
• ブラシ
• スリッパ、浴衣
• 紅茶・お茶セット
• カプセルコーヒーメーカー
• 朝刊1紙
• 乳頭用クリーム（ご購入）
• フェミケア用品（ご購入）

ベビー用

• 赤ちゃん用ベッドのご用意
• 粉ミルク
• 哺乳瓶
• 哺乳瓶消毒用品
• おむつ
• おしり拭き
• 赤ちゃんがホテル内で過ごす衣類
• ベビーソープ
• ベビーローション
• タオル

ご自身でご用意いただくもの

• 下着
• マスク
• 母子健康手帳
• 健康保険証（ママは必須、赤ちゃんはあればで構いません）
• 分娩施設の診察券
• ナプキン（必要であれば）
• 母乳パッド
• 着替え（退院分）
• ルームウェア（館内用）
• 服用中のお薬
• 現金・クレジットカード
• 普段使用されているスキンケア用品（必要であれば）

宿泊した感想・まとめ

初めて産後ケア施設を利用し、想像を超える感動と満足度でした。

お値段ははりますが、産後の女性にもっと日本でも浸透してほしいサービスですね。

と同時に出産の大変さを男性が理解し、大切な奥様のために惜しみなくプレゼントしてくれる人が増える世の中になるといいなーと思いました。

１泊目は部屋に引きこもり睡眠を重視に休息を。

２日目の午後からようやく外出する意欲がわき、３日目には夫婦そろって回復した状態で帰宅できたのも嬉しい。

お互いに日頃の感謝の気持ちを伝えあい、これからも協力してやっていこうと絆が深くなった気がします。

ぜひご興味ある方は見学もやっていらっしゃるようなので、一度見に行くといいかもしれません。

＞＞mamma levata大阪に見学予約をする

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★最後に

今回の宿泊記の掲載を承諾してくださったmamma levata大阪様、帝国ホテル大阪様、ありがとうございました。

このすてきなサービスがより多くの方の目に届くことを祈っております。