去年の秋、夫婦で鹿児島旅行にいきました。
滞在中、フェリーで鹿児島市内から桜島へ向かっている最中に大噴火…。
少しタイムラグはありますが「そうだ、書かねば!」と思い立ち、当時の様子を思い返しています。
大噴火直後の島内を見る機会ってあまりないですよね?
実際にわたしたちがどのように過ごしたのかなど含めて様子をお届けします。
火山の噴火は縁起が良い?
火山の噴火🌋は女神からの「歓迎」って言われていて、とても縁起いいんやって☺️💕 pic.twitter.com/LHrgOmM1OA
— スーちゃん✈️主婦たび (@si_chan_kansai) October 13, 2023
鹿児島出身の父や、知り合いに聞くと「火山の噴火は女神からの歓迎だから縁起が良い」そう。
これを知るまでは向かっているフェリーの中で噴火したので、けっこうへこみました(笑)
何事も捉え方ですね。
滅多にリアルタイムで出くわさないから、楽しんでこい!
と言ってくれた父の助言の元、この際思いっきり桜島を堪能しようと試みた日の備忘録です。
桜島へはフェリーで行く
鹿児島市内から市電に乗って「桜島フェリーターミナル」を目指します。
いかにもターミナルっぽい佇まいの場所へ着いたら、切符を買って乗船の準備。
料金:大人片道250円
クレジットカード・電子マネー対応
かなり大きい旅客船なので揺れる心配はないです
この日の噴火はニュースでも「爆発的噴火」と表現されており、警戒レベル3。
それでもフェリーは通常運行で、ちらほら観光客も見ましたね。
▼気象庁による噴火警戒レベル指標
この日は入山規制がかかるレベルだったようで、桜島のハイキングは叶わず。
島内を観光する分にはとくに規制がない状態でした。
レンタサイクル系はおすすめされない
島に着いてレンタサイクルをしようかと思ったのですが、現地の人によると
今日は視界が悪いからやめた方がいいよ…
とのことでした。
噴火直後は火山灰があちこちに散っているので、慣れていない人の自転車や車移動は危ないそう。
というわけで徒歩圏内で楽しめる観光プランに急遽変更。
ちょうどお昼時だったので、ターミナルから徒歩20分ほどの有名な定食屋さんへ向かいました。
道は火山灰で一色だけど…
伝わるでしょうか?
道は火山灰一色…(笑)
普通に靴が汚れます。
ただこれはこれで楽しかった!
マスクがないと息をするのが少しキツかったです。
島内にも噴火警戒レベルの案内がでていました。
ランチは地元の人がこよなく愛する「珍満」
そんな感じで道草を食いながらたどり着いた定食屋さん。
いかにも地元の人が集いそうな気取らない雰囲気にワクワク…。
店内もテーブルとカウンターがあって、広々としたテーブルでほっと一息。
※2023/10時点でのメニューです
いちおしはチキン南蛮でした
なので迷わずにチキン南蛮を注文。
食べたことないぐらいジューシーで美味しかったです。
口コミにも多数あったように、ボリューム満点でコスパが良く大満足の定食屋さんでした。
食後は道の駅「火の島めぐみ館」
食後の運動にてくてく歩き、道の駅へ。
地酒やコーヒーなどお土産がたくさんあって見ているだけで楽しかったです。
「桜島小みかんソフトクリーム」が有名だそう。
館内にはレストランもあって桜島の特産品を使った料理を食べることもできます。
足の疲れを癒しに足湯へ
道の駅から少し歩くと足湯で有名な「桜島溶岩なぎさ公園」があります。
晴れていたら絶景間違いなし…
しかしこの日は火山噴火の日。
見晴らしは良くなかったですが、それを忘れるぐらいに足湯が気持ちよかったです。
晴れていたら目の前に桜島が見えるみたい
時が止まり穏やかな時間が流れていました。
「鹿児島旅行で1番心に残った思い出は?」と夫に帰宅後聞いたら
桜島の足湯が気持ちよかった!
と嬉しそうに言っていたぐらい。
最後は「錦江湾を眺めながら降灰ソフトクリーム」
足湯で疲れを癒したら、フェリーターミナルまでぼちぼち歩いて戻ります。
桜島最後のシメはなんといっても「降灰ソフトクリーム」
港になるMINATO では桜島ならではの降灰ソフトクリームが食べられます。
火山灰に見立てた黒い粉は粉糖。
ミルキィーなソフトクリームに、さつま芋チップの塩気が加わり、甘じょっぱさがクセになる!
ぜひ鹿児島市内へ戻る前に食べてみてね
自己判断の元、自然の力を味わうのも悪くない
桜島・錦江湾ジオパークサイトでは知ればもっと楽しい!「桜島のオキテ」で鹿児島の人が噴火や火山灰にどのような意識をもって生活をしているか?を紹介しています。
わたしのような慣れていない観光客はいざ噴火すると慌てがち。
そんなときは気象庁の情報を元に現地の人にも相談をして、桜島へ渡るべきか否か判断をしましょう。
今回わたしたちは噴火警戒レベル3であったこと、フェリーが通常運行だったことから向かいました。
火山の本来の力を間近で感じる貴重な旅行になったことは間違いなし。
ぜひ参考になればうれしいです
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