近年、SDGsに軸を置く企業が増えてきました。
ホテル業界も例外ではなく、さまざまなホテル企業が環境保全や食品ロスに配慮した取り組みをしています。
そんな中で今回ご紹介したいのが、東急ホテルズが導入している「グリーンコイン制度」というもの。
先日、横浜にある”横浜ベイホテル東急”に宿泊したので、その際の写真と共に東急ホテルズが取り組む環境問題についてシェアします。
グリーンコイン制度ってなに?
グリーンコイン制度とは、私たち宿泊者が対象となるアメニティを使用しなかった場合
備え付けのグリーンコインをフロントへ持っていけば、その数の分が環境保全活動の基金となる仕組みです。
ホテルで日々使われている歯ブラシやカミソリなどのアメニティ使用量を削減することにより、身近なところから地球環境への負荷を軽減していくことを目的としています。
つまり、貢献したい場合、アメニティ類は基本的に持参することが前提になっています!
東急ホテルズの「子供の森」計画とは?
アジア太平洋地域を中心に、子供たち自身が学校の敷地、隣接地に苗木を植えて育てる活動を通じて「自然を愛する心」を養うこと。
さらには地球の緑化を進めていくプログラムの一環です。
東急ホテルズのグリーンコインの森とは?
山梨県の丹波山村で「森づくり活動」に参画している東急ホテルズ。
地元林業事業者や従業員のボランティアを通じて東京の水源地を守る森林保全活動などを実施している活動です。
間伐材でSDGsバッジを作ったり、森のツアーも行っています。
対象となるアメニティ
ホテルによってグリーンコイン制度の対象となるアメニティが異なってきます。
私が今回宿泊した横浜ベイホテル東急では、全アメニティが対象となっていました。
さすがに、全アメニティを使用しない滞在は難しかったですが、次回は家から持参したいです。
アメニティ類はホテルステイの醍醐味と言っても過言ではないので、葛藤があるところだと思います。
毎回の必ず貢献したい!という人もいるでしょうし、今日はちょっと貢献してみようかな?という人もいるはずなので、自身のペースで良いのではないでしょうか。
まずは、こういう取り組みをしているホテルがあることを知るのが大きな一歩です。
グリーンコイン参加ホテル
東急ホテルズの中でも参加しているホテルが限られているようです。
ぜひ宿泊前に一度調べてから予約をしましょう。
ちなみに横浜ベイホテル東急では、無料の水さえも脱プラで、紙パックに入っていました。
“環境に配慮している”と謳っているホテルはたくさんありますが、グリーンコイン制度のように仕組み化して積極的に取り組んでいるホテルは久しぶりに見ました。
「ただ寝る場所」という立ち位置から、時代の流れを経て「学びある場所」となっているのが元ホテルマンとしても嬉しい限りです。
ぜひみなさんにとっても、今後ホテルを選ぶ際の基準になれば幸いです。
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