近頃、一部の界隈で認知されている「フェアトレード」という言葉をご存じでしょうか?
フェアトレード:発展途上国の生産者が作った商品を正当な価格で購入することで、途上国の生産者の生活や社会の成長を支援するしくみのこと –千葉商科大学–
世の中には労働者を安く買いたたき、フェアでない市場取引が横行していることが問題視しされています。
このフェアトレードについては、別記事で分かりやすく説明しますので、ひとまず定義だけシェアしました。
そこで、筆者スーの故郷である京都には1999年からフェアトレード商品を専門に取り扱うお店があり、店舗を拡大するなど人気を浴びています。
それが「シサム工房」
先日「シサム工房 本店」に行って色々買ってきたので、お店の様子や商品紹介をしますね。
シサム工房の概要と歴史
時は1999年4月、京都の郊外で小さなフェアトレード専門店として誕生した「シサム工房」
代表が学生時代に、貧困や環境について学び、バックパッカーとして世界を回った際に
”社会経済的に立場の弱い人たちとよりいい形でつながって生きていきたい”と強い想いを持ったことがシサム工房の起源となったそう。
こちらの会社はNPO法人ではなく、事業としてフェアトレードに取り組んでいる有限会社です。
中でも企業ポリシーとして
作り手、売り手、買い手、社会、地球環境の「五方良し」を目指した商品やサービスを広めることで、貧困・児童労働・環境問題などの社会課題の解決を目指しています。
エシカルな暮らしを提案しているアパレル部門も有名です!
関西を中心に8店舗(+オンラインストア)
京都、大阪を中心に神戸、東京と計8店舗+オンラインストアがあります。
セレクト商品の雑貨から、アクセサリーの輸入、コーヒー
そして商品の7割を超えるのが自社でデザインする”エシカルな洋服”
1枚1枚、スラムに住む女性たちが手仕事で丁寧に作り上げている洋服は幅広い年代の方から愛されています。
「買い物は投票」と言われていますが、まさにこういう企業から買いたい!と初心者の私ですら思いました。
シサム工房 本店にある商品(一部)を紹介
まずは店内の様子から。
本店は古民家のような内装で、洋服コーナーと、その他雑貨コーナーが分かれています。
洋服はコットンを基調にしたワンピースや、ニット系が多くイメージとしては「無印の洋服をもう少しオシャレに、頑丈にした」ような感じ。
原色のようなものはなく、アラサー世代から落ち着いた雰囲気のファッションをしたい方に向いていると思いました。
続いて雑貨コーナーでは、バレンタインが間近ということもありチョコレートが盛り上がっていました。
フェアトレード専門の”第3世界ショップ”から仕入れた可愛いパッケージのチョコレートがずらり!
とくに青色のウィンターチョコレートは、季節ものなので1年分爆買いする強者もいるそうです(笑)
私も購入したので、後で購入品紹介のところでレビューしますね!
続いては「aco wrap(アコラップ)」
aco wrapとは、岐阜県のミツバチの巣から採取した
みつろうをベースとしたオーガニックコットンを使用の食品保存用ラップです。
オーストラリアから知恵をもらい、開発されたそうでmade in japanにこだわった商品の一つ。
あとはオーガニックの紅茶があったり
環境に優しいお米でできたエタノールなんかもありました。
そしスラム街で暮らすフィリピンのお母さんたちが手作りしたメッセージカード。
日本円で1枚320円。
2枚購入すると、お母さんたちはお米を1kg購入できる収入に繋がるということで、購入しました。
製造者の名前が手書きで書いてあったりして「ホっと心が温かくなる」工夫もなされています。
日本初のココナッツ専門店”ココウェル”からは、ココナッツリップやソープもありました。
他にもカレーなどの食品類から、木を使った食器、洗剤などさまざまなものがあり、ラインナップ豊富で大満足◎
シサム工房で実際に購入した商品を紹介
ここで私が実際に購入したものをレビューします。
参考になれば嬉しいです!
①ウィンターチョコレート
先ほどちらっとご紹介した第3世界ショップから出ているウィンターチョコレート。
名の通り冬しか販売されないレアもので、根強いファンたちはいつもこの時期を楽しみにしています。
パッケージが冬らしくて本当にかわいいですよね💗
中の紙はこんな感じで、生産者の想いや過程が記載されています。
個人的には英語が書いてあるともっと良いのに・・・と思っちゃいましたが仕方ないですね。
いざ実食!
店員さんからは「たくさんのスパイスを使って作られています」とは伺っていましたが、一口目が想像外の味で、一瞬時が止まりました(笑)
が、続けて食べてみるとシナモンの香りと味が押し寄せてきて「チャイ」のようなチョコレートではありませんか!
え!何これ・・・めっちゃ美味しいんやけど!と、びっくり
コーヒーと合わせて食べるとより味が引き立って美味しかったです。
②フェアトレードコーヒー
このコーヒーはシサム工房定番の商品。
フィリピンの山岳で暮らす小規模農家の人たちが手間暇かけて育てた生豆を、適正かつ安定した価格で取引するというフェアトレードの仕組みで輸入しています。
フィリピンはバギオ周辺のコーディエラ地方が原産地。
私は中煎りの豆を購入!180gで1,000円ほどだったため手が出ない価格ではありません。
夫に飲み比べしてもらいました。
夫いわく
酸味の強い匂いがするけど、牛乳と混ぜてラテにすれば断然こっちが美味しい!
とSISAM COFFEEを絶賛!私もブラック&ミルクあり双方試しましたが、普段使いで飲んでいるものより味が濃く、とても美味しかったです。
飲んでみるとそんなに酸味もなく、ブラックでも飲みやすいな~と思いました。
③グリーティングカード
最後3つめはグリーティングカードです。
お祝いごとや記念日に使えるように2枚、購入してみました。
手すき紙を使用して1枚1枚、手作りだそう。
このカードを購入することで雇用を増やし、カード2枚の購入でお米1.5kg(600円程度)の収入になるということで、購入させていただきました。
純粋にデザインが可愛いし、手作り感が私は好きです
シサム工房 本店のお店情報・行き方
大阪や東京の便利な場所にも店舗はありますが、せっかく関西にいらしたなら
「京都 本店」に行ってみてほしいです。
京大農学部前というバス停を降りてすぐ、京都駅からは「17 or 206系統」のバスで30分あれば着きます。
年中無休ですが、不安な方はお店に電話で営業日を確認の上向かってくださいね。
京大生の多い街なので、国内トップクラスの学生が暮らす独特な、アカデミックな雰囲気も一緒にお楽しみください。
まとめ|日本のエシカル商品をぜひお土産に!
日本にもフェアトレードや、エシカルな暮らしを広めようと取り組んでいる企業があります。
またmade in Japanのエシカル商品を頻繁にデパートで目にするようにもなりました。
頻繁にできない日本の一時帰国でぜひお土産として手に取ってみてはいかがでしょうか?
また1日あたり150円の支援で、救える命もあります。
気になる方はチェックしてね>>1日あたり150円で途上国の子どもたちの支援を
今後も、関西のエシカル商品・レストラン・ホテルなど情報を発信していきますので、よろしくお願いします。
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