わが家は中国人夫と日本人妻の日中国際結婚。
拠点は日本で、変わり映えのないふつうの日常を送っています。
夫の実家は関東にあるのであまり中国に行く機会は少ないのですが、義母の実家が北京なので
先日、現在は北京にいる義父母のもとへ夫のみ飛び立ちました。
わたしは今回、事情がありお留守番!来年は北京へ行く予定です。
60歳で2人とも定年をむかえ、現在65歳にして日本と北京の二拠点生活中。
純粋に体力と経済力がすごい・・・!というお話をさせてください。
シニアで日本と北京の二拠点生活ができる理由
まずシニアが海外と日本の二拠点生活をしようと思うと「家」がないことには始まりません。
義父母は関東に一軒家を持っており、ローンの支払いも終えています。
また同じく北京には義母の実家や夫名義のマンションもあります。
つまり日本・北京どちらにいても住居には困らないようになっているんですよ。
そのほかシニアが二拠点生活をするにあたって必要な要素は
①体力
②経済力
③グローバル思考
上の3つではないでしょうか。
①体力
日本から北京まで約4時間のフライト、若い内はいいのですが歳を重ねると移動が億劫。
現地の空港についてからも自宅まで距離がある場合、片道5、6時間の移動になります。
これを65歳のシニアでできる体力は純粋にすごいですね。
わたしが義父母の年齢になったとき、海外行く気力あるかしら
②経済力
何を言っても経済力がないと、国をまたぐ二拠点生活なんてできません。
・持ち家のローンを払い終えている
・日本の年金だけで生活ができる
・老後資金に困れば北京か日本の持ち家を売ればなんとかなる
などなど、義父母は質素倹約家をてっていしていたがゆえ、老後は今のところ困っていない。
この親を見て育った夫だからこそ、わが家の家計も安定しているんだと思います。
>>お金のはなし|貯蓄率トップ2%の夫婦による月末の過ごし方
よければわが家のお金事情に関する記事もどうぞ。
③グローバル思考
夫がいく数ヵ月前に、義父が先に1人で北京へむかいました。
コロナが収束しているとは言え、中国政府が指定するwebアプリの登録などイレギュラーな手続きがあったんですよ。
しかし義父はわたしたち息子夫婦を頼ることなく、航空券の手配やwebアプリの登録をスマホでそつなくこなしたんです。
日本で連想する65歳ってガラケー持っていればいいほうでしょう?
そもそもこと日本においてはパスポート保持率が極端に低い国。
60代のパスポート保持率はたったの13%。
そう思うと30代で日本に海外移住し、基盤を作り、老後はアメリカや中国を行き来している義父母は根がグローバルだなと思います。
義父母のリタイアメントライフは理想
移民1世として日本に来てからは苦労に苦労を重ねてきたにちがいありません。
母語でない言語を使って、1人息子を立派に育てることは簡単でないはずです。
いろいろな歴史があるとは言え、60歳で完全にリタイアし、息子夫婦がいる日本と自身の家族・身内がいる北京を行き来する生活は
まさに理想のリタイアメントライフ。
見習いたいところがたくさんありますね。
みなさんが実現させたいリタイアメントライフとはどのようなものでしょうか?
もしよければタイムバケットに関する記事も書いているので、人生設計のお役に立てば幸いです。
まとめ|老後のライフスタイルは小さな日々の積み重ね
けっきょくのところ、現役時代にどれだけ身の丈に合った生活ができるか?がたいせつ。
義父母を見ていると見栄や無理をするお金の使い方は一切しません。
最低限、暮らしに必要な慎ましい生活を心がけているかわりに
再雇用で働くことなく60歳からの余生を海外と日本の二拠点で充実させています。
わたしたち夫婦はまだアラサーですが、今の暮らしの小さな積み重ねが老後を豊かにする。
「収支バランス」や「ミニマムな考え方」など当たり前のことを当たり前に実践することが、理想とする老後に繋がるのでしょう。
まだまだ未熟ですが、これからもエシカルで小さな暮らしを発信していきます。
少しでも当ブログがみなさんの生活に、いい影響を与えられると嬉しいです。
コメント