ここ数年「プラントベースミート」や「代替肉」という言葉を聞くようになりました。
このブログでは、あらゆるプラントベースミートを実食した感想、レビューなども定期的に更新しています。
今回は、知る人ぞ知る「オムニミート」をご紹介!
ただ紹介するだけでは面白みがないので、我が家の中国人夫がオムニミートを使用して作った”葱油餅(ツォンヨゥピン)”のレシピも後半でシェアします。
オムニミートって何?
オムニミートとは、香港の企業がアジア人の口に合うよう作った代替肉です。
これまで代替肉はアメリカを筆頭に欧米が先陣を切って開発していましたが、なかなかアジア人には受け入れられずにいました。
そこでアジア・欧米30ヶ国以上で政府・民間企業と協働しながら、食料問題・健康・気候変動の問題に取り組み、活動展開を拡大しているベンチャー企業
グリーンマンデー((Green Monday)が、カナダの食品科学研究所とともに共同開発し、アジア発祥のプラントベースミート『オムニミート(OmniMeat)』の開発に踏み切ったのです。
大豆ミートとの違いは?
大豆ミートと何が違うの?ということが気になる次第ですよね。
大豆ミートは主に、大豆たんぱくだけをベースに作られたプラントベースミートのことを言います。
しかしオムニミートは、これまでアジア人から「匂いが気になる」や「食感が違う」と受け入れられなかった
プラントベースミート業界に革命を起こすべく材料にこだわりました。
オムニミートの主な材料は以下の通りです。
・大豆
・エンドウ豆
・シイタケ
・米
大豆ミートでは基本的に使われないシイタケやお米を配合することにより、かなり肉に近い食感を再現できました。
欧米とは反対に”豚肉”に注目をしたオムニミートの秘話
アメリカやオーストラリアが展開しているのは、ハンバーガーのパテとして使う牛肉を中心とした代替肉です。
しかしオムニミートは牛肉ではなく、アジアで最も消費されている豚肉に特化した代替肉を中心に製造しています。
とくにアジアで多い中華料理では、餃子や麻婆豆腐、肉まんや小籠包などが有名ですよね。
これらは牛や鶏よりも豚肉を中心に作られています。
このようにオムニミートを開発したグリーンマンデー創業者は、アジアでの豚肉消費が多いことに着目し、豚肉に特化する形で商品開発を進めました。
オムニミートの特徴と概要
オムニミートの大きな特徴として挙げられるのが、動物性肉よりも健康効果が高いです。
☟は一般的なひき肉と比べた際のオムニミート(ミンチ)における栄養価。
・カロリー:肉に比べ約66%低い
・飽和脂肪酸:86%減
・鉄分:127%増量
・カルシウム:260%増量
・コレステロール値:0
・食物繊維を含む
動物性肉にはほとんど含まれていない、カルシウムや食物繊維が含まれているのが特徴です。
また、低カロリーでコレステロール値も0ということから、健康意識の高いアジアの人々に受け入れられました。
ダイエットにもいい!と女性から多く支持を得ているのも特徴です
オムニミートで中国料理を作ってみたよ
さてさてオムニミートの紹介はこの辺にして、実際に使用し中国料理「葱油餅(ツォンヨゥピン)」を作って食べてみました。
葱油餅とは上海が起源の、中国を代表するおつまみです。
とくに粉モノを食べる北京では家庭料理としてよく出てくるそうです(夫調べ)
ここからはサクっとレシピ&まとめをしていきます。
葱油餅(ツォンヨゥピン)の作り方
〈準備するもの〉
・薄力粉&強力粉50gずつ:=準強力粉(100g)
・ぬるま湯:50~60ml
・ごま油:大さじ2ぐらい
・白ネギ:お好みの量
・オムニミート:100g
・ごま油:大さじ1
〈はじめに〉
◆白ネギは小口切りにする。
◆オムニミートは火が通るまで中火で炒める(3~5分目安)
〈1〉
ボールに強力粉と薄力粉を入れて準強力粉を作る
〈2〉
ぬるま湯を3回に分けて入れる+お箸でくるくる混ぜながら
〈3〉
手で生地を押してこねながら、1つにまとめる。
濡布巾または水をしぼったキッチンペーパーをかぶせて30分ほど寝かせる。
〈4〉
打ち粉をした台の上に生地を出し、綿棒で丸く伸ばす。
塩を振って手で抑え、ごま油をぬり、白ねぎとオムニミートをのせる(☟)
〈5〉
生地をねじって手でつぶし、丸く伸ばす。
〈6〉
中火に熱したフライパンにAごま油大さじ1をひき、生地を焼く。
フタをして蒸し焼きにし、数回ひっくり返しながら両面焼いていく。
余ったオムニミートであんかけ豆腐作ったよ
おかずとして余ったオムニミートであんかけ豆腐も作りました。
臭みがなく、歯ごたえ抜群で美味しかったです。
まとめ|アジアでも徐々にプラントベースの概念が浸透している
今回、私は大阪にあるヴィーガンレストラン「パプリカ食堂」でオムニミートを購入しました!
公式のオンラインストアでも購入できるようなので気になる方はチェックしてみてください。
オムニミートのようにアジアでも少しずつ「プラントベース」の概念が浸透しつつあります。
コスメを始め、ファーストフード店も力を入れているようです。
もう後何年かすると、オムニミートのコンセプトである”カラダも地球もよろこぶ、休肉日を”というライフスタイルが定着しそうな勢いですね。
月に数回、週に1度プラントベースミートを取り入れるだけで健康維持に繋がるなら、ぜひ一度お試しで食べてみるのも良いでしょう。
>>大阪・四ツ橋|パプリカ食堂Vegun 大豆ミートやプラントベースミートも!ヴィーガンレストラン
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